口腔病学会例会のお知らせ(平成16年度)

平成16年10月 口腔病学会例会のお知らせ

10月例会を下記の通り開催いたしますので、ご案内申し上げます。

日時:
平成16年10月7日(木)17:00-18:00
会場:
歯学部外来事務棟4階:特別講堂
演題:
学部教育の再構築に向けて
演者:
森尾 郁子 教授(医歯総合教育学分野)
要旨:

2003年4月歯学部歯学科入学者から適用される専門教育の新カリキュラムの実施が来年4月に迫っている。いくつかの改変が加えられたものの、数十年にわたって続いてきたカリキュラムの基本構造を大きく変える大改革である。新歯学カリキュラム委員会(須田英明委員長)を構成するモジュール責任者を中心に、カリキュラムの内容がほぼ決定され、実施に向けての準備が進められている。新カリキュラム作成の必要性は改めて論ずる必要はないと思われるが、実施に伴う多くの作業に追われているうちに、そもそも何のための改革であったのかを見失う恐れがないとは言えない。まず最初に今回のカリキュラム改革の必要性を再確認し、これからの歯学部教育の在り方について主に「生涯学習能力」、「問題基盤型学習(PBL)」、「学生への学習支援」といった観点から考える。また、カリキュラム改革を真に成功させるために必須であると考えられるカリキュラムの評価・改善体制の構築についても考える。

担当:
口腔病学会集会係
口腔放射線医学分野
倉林 亨
(連絡先:内線 5546)

平成16年6月 口腔病学会例会のお知らせ

6月例会を下記の通り開催いたしますので、ご案内申し上げます。

日時:
平成16年6月3日(木)17:00-18:00
会場:
歯学部外来事務棟4階:特別講堂
演題:
私の骨代謝研究
演者:
山口 朗 教授(口腔病理学分野)
要旨:

20年ほど前、鶏胚肢芽の発生過程における組織学的変化を観察している時に、私にとって忘れることのできない所見に巡り会いました。4日齢鶏胚肢芽の上皮下には未分化な間葉系細胞が密集していましたが、3日後の7日齢鶏胚肢芽ではみごとな軟骨、骨、筋肉が形成されていました。この現象は教科書にも記載されている事実でしたけれども、私にとっては未分化な細胞群が短期間に整然と成熟した組織に変化していく様相は神秘的な現象に観え、そのメカニズムを知りたいという願望が湧いてきました。その後もこの願望に取り憑かれ、未分化な間葉系細胞から骨芽細胞への分化調節機構の解析を中心に研究を続けています。本講演では私の今までの研究を紹介させていただき、それを基盤として今後どのように種々の骨疾患の病態解析や治療法の開発にアプローチしようと考えているかを述べさせていただきたい。

担当:
口腔病学会集会係
口腔放射線医学分野
倉林 亨
(連絡先:内線 5546)

平成16年5月 口腔病学会例会のお知らせ

5月例会を下記の通り開催いたしますので、ご案内申し上げます。

日時:
平成16年5月6日(木)17:00-18:00
会場:
歯学部外来事務棟4階:特別講堂
演題:
演者:
瀧口 徹 教授(歯科保健・医療政策の現状と課題)
要旨:

経済の長期低迷で歯科医療費改定率が低迷する中で、我が国に歯科保健施策は平成元年の8020運動の提唱から始まり平成12年の健康日本21、平成15年施行の健康増進法において歯科保健が9つの柱の1つと位置づけられる等の躍進が見られ、超高齢社会における歯科保健・医療施策は変曲点を迎えていると思われる。そこで本学において新設の歯科医療政策学分野を担当させて頂くにあたり「歯科保健・医療の現状と課題」について概説したい。具体的には過去に国の施策に反映した研究、あるいは今後直結の可能性が高い研究、歯科医師国家試験等の資質向上施策、歯科医師需給問題、保険歯科診療、歯科衛生士、歯科技工士の3(4)年生化と業務範囲、等々の我が国の近未来の歯科保健・医療の姿に関連が強い項目の現状と課題についてお話したい。

担当:
口腔病学会集会係
口腔放射線医学分野
倉林 亨
(連絡先:内線 5546)

平成16年4月 口腔病学会特別例会のお知らせ

特別例会を下記の通り開催いたしますので、ご案内申し上げます。

日時:
平成16年4月22日(木)17:00-18:30
会場:
歯科衛生士学校 1年教室(2号館2階)
演題:
Changes in oral health and oral health promotion in New Zealand
演者:
Clive Wright, PhD (Chief Advisor, Oral Health, Ministry of Health, New Zealand)

[東京医科歯科大学歯学部ホームページ]