口腔病学会例会のお知らせ(平成28年度)

平成28年12月 口腔病学会特別例会のお知らせ

特別例会を下記の通り開催いたしますので、ご案内申し上げます。

日時:
平成28年12月12日(月)17:30-18:30
会場:
歯学部外来事務棟4階 特別講堂
演者:
Prof. Mike Morgan, BDSc, MDSc, PhD
所属:
Head of the Melbourne Dental School
President, Australian Dental Council (ADC) and Chair of the Accreditation Committee
演題:
Accreditation of dental health programs in Australia
Abstract:
This presentation will discuss the context and history of accreditation of programs which educate dental health professionals at tertiary institutions in Australia. I will present dental regulation and education in Australia, the approach taken by the ADC to make decisions on accreditation, the process of accreditation and finally the current issues in healthcare regulation and accreditation in Australia.
担当:
口腔病学会集会係
地域・福祉口腔保健衛生学分野 古屋純一
連絡先:口腔保健衛生学専攻(内)4544

平成28年6月 口腔病学会例会のお知らせ

6月例会を下記の通り開催いたしますので、ご案内申し上げます。

日時:
平成28年6月2日(木)17:00-18:00
会場:
歯学部外来事務棟4階 特別講堂
演者:
鈴木 敏彦 教授
所属:
細菌感染制御学分野
演題:
感染症、慢性炎症疾患とインフラマゾーム活性化
要旨:
生体内において、病原体の侵入あるいは体内代謝産物を認識して炎症を誘導する受容体ファミリーとしてToll-like receptor(TLR)が有名ですが、近年、細胞質にあるNucleotide-binding, oligomerization domain (NOD)-like receptor (NLR)も着目されています。その中でも、NLRC4、AIM2、あるいはNLRP3といった分子群は、細胞内システインプロテアーゼの一種カスパーゼ-1の活性化を誘導し、さらにIL-1beta、IL-18のプロセッシングとその活性化に寄与しています。この一連のカスケードを引き起こすためのタンパク複合体のことをインフラマゾームと呼んでいます。多くは病原体感染を感知する機能を持ちますが、一部は生活習慣病(肥満、糖尿病など)の増悪因子としても着目されています。本講演では、病原体感染や慢性炎症とNLRとの関わりについて我々の研究知見を交えながら紹介したいと思います。
担当:
口腔病学会集会係
地域・福祉口腔保健衛生学分野 古屋純一
(幹事 口腔保健教育学分野 小原由紀) 
連絡先:口腔保健衛生学専攻(内)4544

平成28年5月 口腔病学会例会のお知らせ

5月例会を下記の通り開催いたしますので、ご案内申し上げます。

日時:
平成28年5月12日(木)17:00-18:00
会場:
歯学部外来事務棟4階 特別講堂
演者:
渡部 徹郎 教授
所属:
硬組織病態生化学分野
演題:
がん微小環境ネットワークの理解を目指して
要旨:
がんは依然として日本における死因のトップであり、有効な治療法の開発は急務です。近年では腫瘍ががん細胞を中心として血管や間質などの多種類の細胞から微小環境を形成していることが明らかになり、治療の標的もがん細胞をはじめとして多岐にわたりつつあります。我々はがん細胞の悪性化に関与する分子を同定することにより、がんの転移を抑制することを目指しています。さらに、がん微小環境におけるがん細胞以外の腫瘍血管・リンパ管やがん間質の形成の機構を解明することによって、がんの複合的な新規治療法の開発を試みています。本講演では私たちのこれまでの研究成果とこれから本学において進めていく研究の方向性を紹介します。
担当:
口腔病学会集会係
顎顔面外科学分野
山口 聰
(連絡先:内線 5499)

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