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学会紹介

理事長挨拶

一般社団法人日本顎関節学会 理事長 古谷野 潔

理事長

このたび,小林 馨前理事長の後任として,理事長を務めることになりました.どうぞよろしくお願いいたします.

本会は,口腔外科,歯科放射線,矯正歯科,補綴歯科,小児歯科などの臨床分野,そして解剖学や生理学などの基礎分野,さらには一般臨床(開業)歯科医師といった,立場や興味が少しずつ違う会員が集まった学際的な学会です.本会の目的は,「顎関節学に関する研究,教育,診療についての会員の能力向上に努め,もって国民の健康と福祉の増進に寄与すること」と定款に記されています.顎関節症をはじめとする顎関節疾患の研究,教育,診療に関する会員の能力向上に努めるために,学術大会,学会誌,学術講演会,認定医制度,専門医制度,診療ガイドラインなどの学会活動があります.全会員に共通の活動もありますが,さまざまな分野の会員のニーズに合った活動をしていくことも必要です.私も含めて,本会の役員の大多数は大学所属ですので,どうしても大学中心の活動が多くなります.しかし,本会会員の約3分の1は一般臨床歯科医師です.これらの会員のニーズについてももう少し考えて学会活動を進めていきたいと思っています.

定款によれば,本会の最終的な目的は,「国民の健康と福祉の増進に寄与すること」です.これを達成するためには,会員だけでなく,非会員の診療能力の向上を図る必要があります.そのために小林前理事長のときから歯科医師会への出前講演を実施するなどの活動をしてきましたが,今後はこれをさらに充実させていく必要があります.そのためには,顎関節疾患ならびに顎関節症の標準的な診療を学会から非会員も含めた多くの歯科医師に広め,より多くの国民が標準的診療を受けられるように努めていく必要があります.今後は,顎関節症の標準的な診療を学会として検討し,「診療指針」として学会内外に示し,その保険収載についても学会で組織的に取り組んでいく所存です.

覚道元理事長が,学会症型分類とRDC/TMD分類の検証委員会を立ち上げられ,国際標準を見据えて本会の考え方が検証され,顎関節症の概念(2013),顎関節症の病態分類(2013),顎関節・咀嚼筋の疾患あるいは障害(2014),顎関節症と鑑別を要する疾患あるいは障害(2014)として改訂・公表されています.しかし,画像検査をはじめ,DC/TMDをわが国での臨床にそのまま当てはめるには難しい面があります.こうした齟齬については,本会が中心となってマルチセンタースタディなどを企画し,その成果を国際的に発表,提案していくことが必要です.DC/TMDのわが国における運用解釈をつくり,学会内外に示していく所存です.

暫定指導医制度を継続し,指導医がいない地域の解消を図ることによって,非会員歯科医師に広め,地域における中核的顎関節診療施設を増やすように努めます.また,新認定医制度を充実,普及させ,より多くの認定医を得るように努めます.これらの活動を通じて,本会の考え方をより多くの会員,非会員歯科医師に広め,より多くの国民が標準的診療を受けられるように努めます.

小林前理事長が大会長を務められる来年の学術大会は,記念すべき第30回大会となります.本会が30周年を迎えるにあたって,本会のこれまでの足跡を記録に留め,記念誌(号)の発行を考えています.

2年間の任期中にできる限りこれらの課題に取り組んでいきたいと思います.本会のさらなる活性化に向けて,会員諸氏のご協力を心よりお願いいたします.

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  • 理事選挙
  • 2017年5月14日(日)
    宮城県歯科医師会館 5階大講堂

一般社団法人 日本顎関節学会事務局

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