演題募集・事前参加登録

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九州歯科大学歯学部歯学科
口腔機能学講座
顎口腔欠損再構築学分野

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大会長挨拶

第31回一般社団法人日本顎関節学会総会・学術大会の開催にあたって

今回初めての3学会合同の学術大会ということで、学術大会のメインテーマは、“痛みを究める~侵害受容性疼痛・神経障害性疼痛・心因性疼痛~”と致しました。これら3学会には重複する部分が多く、顎関節学会会員の多くが他の2学会にも所属されております。単独開催にはないメリットを生かし、各学会が共通認識の元に日々の臨床や研究に携われることを目的に、学術大会運営委員会を中心に、メインテーマに沿った3学会合同のシンポジウムをはじめ、特別講演として九州大学薬学研究院臨床薬学部門ライフイノベーション分野の津田 誠先生による「グリア細胞の痛み伝達への関与」、滋賀医科大学神経難病センターMR医学研究部門の椎野顯彦先生による「脳画像形態解析と心の病」、教育セミナーとして国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センターの堀越 勝先生による「セルフケアの成果を高めるコミニュケーションスキル」、慶応大学医学部歯科・口腔外科学教室の和嶋浩一先生による「臨床診断推論」、北海道医療大学保健衛生学講座の松岡紘史先生による「歯科医師のための認知行動療法の基本と実践」等の企画を考えております。 海外招待講演者としては,USCのGlenn T. Clark教授を招聘いたしました。一般口演やポスター発表も歓迎いたしますので、会員の皆様に多くの演題登録を行って戴きますようお願いいたします。

小倉では祇園太鼓、戸畑では提灯山笠、博多では山笠と、7月の福岡は祭り一色となります。美味しい海の幸や美酒とともに北九州の夏を満喫していただければと思っていますので、是非とも多くの会員の皆様がご参集くださるようお願い申し上げます。

第23回一般社団法人日本口腔顔面痛学会学術大会の開催にあたって

一般社団法人日本口腔顔面痛学会(JSOP)は口腔顔面痛に関する専門学会として、臨床、研究、教育の進展に寄与し、世界の民の健康増進に邁進しております。このたび、第31回一般社団法人日本顎関節学会総会・学術大会、第33回一般社団法人日本歯科心身医学会総会・学術大会との共催での開催となりました。日本顎関節学会との学術大会共催は、昨年に引き続きになりますし、日本歯科心身医学会との共催は、初めての試みです。三学会合同大会でありますので、活発な議論が繰り広げられることを期待しております。

この度の共催に関しまして、日本顎関節学会の大会長を務められます鱒見進一先生、理事長の古谷野潔先生、日本歯科心身医学会の大会長を努められます依田哲也先生、理事長の小池一喜先生のご高配に深く感謝申し上げます。

日本口腔顔面痛学会と日本顎関節学会は顎関節症などの重複する領域が多くあり、これまでにも共催で学術大会を開催しております。また、日本口腔顔面痛学会と日本歯科心身医学会とは痛みにおける精神心理学的な関与において、重複する領域があります。共催学術大会を開催することにより、それぞれの専門領域の話をより深く知ることができるという利点があります。

今大会におきましても、これらを有効に活かす企画が立てられています。メインシンポジウムとしまして、「痛みを極める 侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛、心因性疼痛」では三学会の合同シンポジウムが開催されます。その他にも、和嶋浩一先生による教育セミナー「臨床診断推論」、津田 誠先生による特別講演「グリア細胞の痛み伝達への関与」、一般発表などを企画しております。

口腔顔面痛学会会員の皆様には是非、多くの企画を楽しんで頂きたいと希望しますとともに、顎関節学会、歯科心身医学会の会員の皆様には、口腔顔面痛の基礎・臨床のエッセンスに触れて頂くことを希望しております。

大会長としまして、多くの皆様のご参加を期待しております。

第33回日本歯科心身医学会総会・学術大会の開催にあたって

日本歯科心身医学会は、我が国の歯科臨床フィールドにおける患者の精神や心理、いわゆる「こころ」と体の関係に関する問題に取り組むことを目的に1986年7月に設立されました。「こころ」が原因となって発症する心身症疾患はもとより、全ての歯科疾患の治療結果が「こころ」に左右されるといっても過言ではありません。その意味で本学会の果たす役割は多大であります。

本学会の総会・学術大会は、毎年日本顎関節学会と同じ7月の週末に開催しております。Ⅱ軸診断が示すように顎関節症の心身医学的なアプローチは必須であり、例年の顎関節学会学術大会においても、一般講演をはじめシンポジウムに心身医学や認知行動療法などに関する演題が多数みられました。一方、歯科心身医学会でも、顎関節症に関する特別講演や咬合異常感症のシンポジウムが企画されるなど学術的なクロスオーバーがあります。

この様に時期も内容も共通点が多いにもかかわらず、両方に所属する会員は意外に少数であり、両学会の情報共有は希薄な感がありました。そこで、顎関節学会と歯科心身医学会の両方の理事を兼ねる少数派が大会長を仰せつかったのは絶好の機会と考え、今回共催を提案させていただいた次第です。さらには、日本口腔顔面痛学会の参加も得て、ここに顎口腔顔面の侵害受容性疼痛と神経障害性疼痛、心因性疼痛の3種類を扱う3学会が一堂に会することになったのはうれしい限りです。

3学会合同のシンポジウムや懇親会等を通じて、相互理解を深め、学術的な連携を図ることが期待できます。今回の合同学会が歯学界や学会のあり方や方向性に一石を投じることになり、発展に寄与することを心から願う次第です。