2月例会を下記の通り開催いたしますので、ご案内申し上げます。
- 日時:
- 平成24年2月28日(火)18:30-19:30
- 会場:
- 歯学部外来事務棟4階 特別講堂
- 演題:
- 『下顎頭軟骨の構造上の特徴と組織発生』
- 演者:
- 柴田 俊一 教授(顎顔面解剖学分野)
- 要旨:
- 下顎頭軟骨は顎関節(Temporo-Mandibular Joint = TMJ)の一員として関節軟骨として機能する一方、顎顔面の1つの成長中心として,成長軟骨としても働いている。 この器官は軟骨表層に線維層を持っていること等の構造上の特徴があり、それらはこの軟骨の機能を反映している。また、下顎頭軟骨は発生学的に代表的な「二次軟骨」に分類されているが、その由来に関して a)下顎頭軟骨は下顎骨の骨膜(様組織)から形成されるという考え(骨膜説)と、 b)下顎頭軟骨特有の原基があり軟骨形成後二次的に下顎骨に癒合するという考え (原基説)が提唱され、昔から議論されてきた。この講演会ではマウス、ラットおよび ヒトを対象とした研究から、少なくともこれらの種では骨膜説が正しい事を報告する。
- 担当:
- 口腔病学会集会係
顎顔面矯正学分野
森山 啓司
(連絡先:内線 5532)