口腔病学会例会のお知らせ(平成24年度)

平成24年6月 口腔病学会例会のお知らせ

6月例会を下記の通り開催いたしますので、ご案内申し上げます。

日時:
平成24年6月14日(木)17:00-18:00
会場:
歯学部外来事務棟4階 特別講堂
演題:
『歯口科と私』
演者:
原田 清 教授(顎顔面外科学分野)
要旨:
「歯口科(しこうか)」、この言葉はあまり聞きなれないと思います。私も山梨大学の医学部へ行くまでは、聞いたことのない用語でした。しかし、医学部の口腔外科はこのように呼ばれることが多いようです。医療における専門性が重要視されるようになって、歯科医療においてもその細分化と専門化が進んできました。東京医科歯科大学の歯学部はその先駆として発展してきたことは、自他ともに認めるところであり、医療の中の歯科の存在意義を存分にアピールしてきたことも事実です。しかし、実際の医療の現場で、細分化、専門化が患者さんにとって本当に福音となっているのかという疑問は、山梨大学医学部での医療の経験から自分の中に残りました。本講演では、自己紹介を兼ねて私の口腔外科医としての今までの取り組みを基本にお話しをさせていただきますが、同時に、医学部歯口科としての医療の経験も交えてご紹介できればと思います。
担当:
口腔病学会集会係
顎顔面矯正学分野
森山 啓司
(連絡先:内線 5532)

平成24年5月 口腔病学会例会のお知らせ

5月例会を下記の通り開催いたしますので、ご案内申し上げます。

日時:
平成24年5月17日(木)17:00-18:00
会場:
歯学部外来事務棟4階 特別講堂
演題:
『現在、地域で歯科界に何が求められているのか!』
演者:
白田 千代子 教授(口腔保健学科 地域・福祉口腔保健衛生学分野)
要旨:
国民の健康志向は、年々向上している。特に、昨年の震災後日本のうちでも口腔の状況が良好とはいえない東北地方に、歯科分野のボランティアが活動した結果、思いもかけない地域の変化がみられてきている。 しかも、平成23年8月に、「歯科口腔保健の推進に関する法律」が施行されたことにより、より行政での歯科関係者の動きが活発になってきている。一般の人は、「高齢者は、口を清潔にしたら、肺炎になりにくい。」ということ口にする。「8020運動」という標語を50%以上の人が知るようにもなってきている。そこで、私は、歯科界が直ちに、地域で行動を起こさなくてはいけないことを提起していきたいと思う。
担当:
口腔病学会集会係
顎顔面矯正学分野
森山 啓司
(連絡先:内線 5532)

[東京医科歯科大学歯学部ホームページ]