口腔病学会共催歯学部講演会のお知らせ

令和4年7月 口腔病学会共催 歯学部新教授による講演会のお知らせ

口腔病学会共催 歯学部新教授による講演会を下記の通り開催いたしますので、ご案内申し上げます。

日時:
令和4年7月7日(木)17:00-18:15
開催形式:
Zoomによるオンライン開催
※参加には事前登録が必要です。こちらよりご登録ください。
https://zoom.us/meeting/register/tJIuc-mvqD0vHd2Iw59_Q5pFhY4IMcr8GJgJ
登録後、ミーティング参加に関する情報の確認メールが届きます。
演題:
「なぜ今、歯科臨床解剖か?」
演者:
岩永 譲 教授
所属:
口腔顎顔面解剖学分野
要旨:
解剖学は全ての医学・医療の基礎となる重要な学問であることは疑いようのない事実である。近年、『臨床解剖』という言葉を頻繁に耳にするようになった。例えば、脳神経外科領域や整形外科領域では手術や診断に解剖は必須であるが、教科書に記載されている内容では臨床医にとって不十分であることも多く、現在でも盛んに臨床解剖研究が行われている。それでは歯科領域ではどうだろうか?例えば歯科医師にとって重要な解剖学的構造物である『舌神経』の解剖は十分に教科書に記載されているだろうか?この教科書を読めば、どの歯科医師も怖がらずに舌側粘膜や口腔底の切開できる、という教科書は存在するのだろうか?教科書とは過去の研究の集大成である。臨床現場からの声に耳を傾け、その疑問に対する答えを探すために解剖研究を行う、その積み重ねこそが歯科臨床解剖学だと私は考えている。本講演では歯科医学(教育)のみならず、歯科医療(臨床)に関わる解剖研究の具体例を示しながら、私たちが目指す歯科臨床解剖について解説したいと思う。
担当:
口腔病学会例会担当 顎顔面矯正学分野 森山 啓司・小林 起穂(内 5538)
yukimort@tmd.ac.jp

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