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理事長挨拶

理事長 石川 裕子

理事長 石川 裕子
(千葉県立保健医療大学健康科学部歯科衛生学科 教授)

このたび2022年4月1日付で理事長に就任いたしました石川裕子です.大変光栄に感じるとともに身の引き締まる思いです.2025年3月末日までの3年の任期ではありますが,どうぞよろしくお願い申し上げます.

日本歯科衛生教育学会は,2010年に歯科衛生学教育の向上を目指すとともに,歯科衛生学の発展に寄与することを目的に設立されました.歯科衛生学とは,口腔の健康を通して全身の健康の維持・増進をはかり,生活の質の向上に資するため,理論と実践の両面から探求し,口腔衛生管理,口腔機能管理を基盤とした口腔健康管理を目指した学問です.歯科衛生士は,保健・医療・福祉の分野にわたる歯科衛生学の知識と技能を学問として深く体系的に取得する必要があり,歯科衛生士として新たなる問題を発見・解決したことを公に発表することで,さらに進化することができます.
初代理事長の松田裕子先生は,早くから歯科衛生学の重要性と体系化の必要性を訴えられていました.そして,歯科衛生学教育の向上には学会が必要と立ち上がり,学会を設立され,学会の基礎固めにご尽力されました.2代目の高阪利美先生は,委員会活動の活発化,webを利用した学術大会や動画配信,および規程の整備など学会の発展に寄与されました.
2人の前理事長が情熱を注がれた日本歯科衛生教育学会の会員は,令和4年3月31日現在,860名を超えています.学会では,1回/年の学術大会の開催,2回/年の学術雑誌の発行,歯科衛生学の研究や情報交換,各種委員会活動を行っています.2022年度の第13回学術大会は,新型コロナウイルス感染者の感染状況が未だ不安定なことから,既にweb開催(オンデマンド配信)形式で実施することが決定しています.

今後の学会についてですが,時代や環境に合わせて,webセミナーなどを活用しながら学術および研究活動の充実を図るとともに,会員同士の交流や研究支援を行える場にしていく所存です.また,学会員の特に歯科衛生士専任教員の方々,臨床現場で直接指導されている方々に,より一層,学会活動に参加していただきたいと考えています.学会は,会員の皆様の活発な活動から成り立っています.会員の皆様が身近な仕事の中で問題を発見し解決したことを研究発表や論文投稿し,次への活動へ繋げること,学会へご意見いただくことで,学会は会員の皆様とともに前進することができます.

学会の意義や活動をご理解いただき,さらなる本学会へのご支援,ご協力のほど,よろしくお願い申し上げます.

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